中日・根尾昂投手(23)の評価が急上昇中だ。15日に4―1で勝利したみやざきフェニックス・リーグのロッテ戦(サンマリン)に先発し、8回4安打1失点と好投。勝利投手となった。根尾の〝プロ初勝利〟にナゴヤ球場での秋季練習で指揮を執る立浪監督も「去年の秋、今年の春から比べるとすごい進歩だと思います」と目を細めている。

 根尾は9月18日の広島戦(バンテリン)、9月30日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、2試合で12回2/3を投げて自責点1(防御率0・71)。「真っすぐは高めが浮き上がるというか、微妙にボールが動いて、捉えられることが少なかった。投手になったころは150キロ出ていても芯で捉えられることが多かったけど少しずつ投手のボールに変わってきたのかなと思います」と指揮官も成長を認めている。

 OBの間でも「根尾の一番の魅力は向かっていく気持ち。投手は打たれたくないと思うと逃げの気持ちになってコースぎりぎりのところに投げようとするが根尾はストライクゾーンの中で勝負しようとしている」「フィールディングもうまくなっている。浅尾(二軍投手コーチ=2011年にゴールデン・グラブ賞)まではいかないけど、もともと内野手だったからレベルが高い」と根尾の進化が話題になっている。

「何よりも体が丈夫で故障しにくい。もちろん投手ですから肩、ヒジを大事にしなければいけないが、来年は非常に期待しています」(立浪監督)。今季後半から飛躍的にレベルアップした根尾だけにこれからの成長が楽しみだ。