ノアの丸藤正道(43)が17日に後楽園ホールでデビュー25周年記念大会を行い、新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(30)とのスペシャルシングルマッチに敗れた。

 節目の大会で実現した新日本のトップ外国人選手とのドリームマッチ。丸藤への憧れを公言するオスプレイとの初対決は、一瞬も目が離せない攻防の連続となった。

 タイガードライバーでマットに叩きつけられた丸藤は、ヒドゥンブレード(ランニングバックエルボー)にカウンターの虎王を発射。さらに真・虎王から、奥の手タイガーフロウジョンを解禁したが、これでも3カウントは奪えない。

ウィル・オスプレイ(左)を攻める丸藤正道
ウィル・オスプレイ(左)を攻める丸藤正道

 ならばと狙ったポールシフトを回避されると、フライング式のヒドゥンブレードで再逆転を許してしまう。最後はヒドゥンブレードからストームブレイカーを浴びて万事休す。試合後はオスプレイから「16歳の時に初めてノアを見て、その時からあなたのファンなんだ」とリスペクトを表された。

 互いに座礼で健闘をたたえ合うと、丸藤はマイクを握り両親とスタッフ、ファンへの感謝を口にした。そして「今まで本当にいろいろなことがありました。だけど俺は前を向いて常に歩いてきました。今日は負けてしまいましたが、もう一度てっぺんを目指して頑張ろうと思います」と決意を表明し大会を締めくくった。

 バックステージではオスプレイを「まさに天才ですよ。ああいうレスラーを天才って言うんじゃないですか? 俺なんか全然。そして現代プロレスの完成型じゃないですか? 悔しいけど素晴らしい」と絶賛。「本当だったらジェイク・リーに勝って(GHCヘビーの)ベルトを取って、N―1に優勝して今日という日を迎えて、あいつに勝てば俺のプロレス人生もう言うことなかったよ。でもそれじゃもしかしたら引退してたかもしれないから。結果的にはこれでよかったけど」とさらなる精進を誓った。

 25周年の節目もまだまだ通過点でしかない。「今日見てどうでした? 丸藤もうちょっとやれると思ってくれたなら、もうちょっとやらせてもらおうかな。何だかんだ言ったって、ギリギリで生きてきたんで。でもそのギリギリが楽しいしね」と宣言した丸藤が、次なるステージへと突き進む。