27日の西武戦(ベルーナ)でおよそ1か月半ぶりに5位浮上を果たした日本ハムが順位とともに「新たな目標」に向け、舵を切り始めている。新庄監督就任以来、まだ一度も実現していないシーズンを通しての「対戦カード勝ち越し」だ。
昨季は指揮官自身が「年間トライアウト」を宣言したこともあり、シーズン序盤から黒星が先行。最終的に首位から16・5ゲーム差の最下位に沈み、パ・リーグ全球団に負け越しという屈辱を味わった。
その悔しさをバネに今季は順位浮上とともに「どこかの球団に勝ち越しを」とシーズン前から球団フロントらが息巻いていた。ところがチームは、そんな思いとは裏腹にここまで全球団に負け越し中。西武、楽天とはともに9勝11敗と今後の結果次第でシーズン勝ち越しが可能だが、29日に対戦したロッテに至っては早くも対戦成績が8勝12敗に。残り5試合を残して今季勝ち越しが困難になりつつある。このままでは最下位脱出こそ可能もパ・リーグ他球団からのシーズン勝ち越しは遠のいてしまう。
新庄監督は今季13度目の完封負けを喫した29日のロッテ戦後に「(前カードの)西武戦もね、(1戦目で)完封負けして2戦目、3戦目といい感じで勝ったので。その流れで明日はね。(ロッテを)やっつけたいと思います」とコメント。気持ちを切り替えていたものの残り試合が30試合を切った中、2年越しの課題克服は果たせるのか。
「このまま経験を積めば必ず相手から嫌がられる。ダントツで上を目指せるチームをつくっている段階」とチームの成長に手応えを感じる指揮官。いま一度の奮起が期待される。












