全日本プロレスの〝暴走男〟諏訪魔(46)の優柔不断な態度が、とんだ悲劇を招いた。

 20日の女子プロレス「OZアカデミー」後楽園ホール大会に珍客が現れた。前夜、同会場のリングで鈴木みのる相手に暴走ファイトを繰り広げていた諏訪魔だ。しかも、全日マットで共闘するOZアカデニーの極悪ユニット「正危軍」の黒いTシャツに身を包んでいる。

 会場入りした諏訪魔は「今日は正危軍のセコンドとして来た」と口にするや、そのまま控室やリングサイドに向かうわけでもなく、なぜか客席へ。ちょうどリング上では、「正危軍」の雪妃魔矢、安納サオリ、翔組と、「エボリューション」のChiChi、ZONES、サニー組の一戦が行われていた。

 さっそく魔矢は場外でサニーを捕らえ、客席にいる諏訪魔の前に。「一発くらい殴れ!」と促すが、あたふたしたまま諏訪魔は手出しができない。女子プロレス「エボリューション」は諏訪魔がプロデュースする女子団体だから、当然と言えば当然だろう。

強烈な一撃に、顔をしかめる諏訪魔
強烈な一撃に、顔をしかめる諏訪魔

 だが、業を煮やした魔矢は「テメー、誰の味方だよ!」と大激怒し、諏訪魔に強烈なビンタを見舞った。あわれ、ほおを真っ赤にした諏訪魔は反撃することもなく、そのまま試合を観戦。最後は安納がChiChiを原爆固めで仕留め、正危軍が勝利を収めた。

 結局、セコンドに来たと言いながら、助太刀することはなかった諏訪魔。試合後、正危軍の面々は客席に陣取る暴走男の存在を無視してリングを後にした。

 諏訪魔は「正危軍なのに、安納サオリは俺にあいさつがねえな。それどころか、俺に対して冷たいし、挑発的な視線を向けてきた」とプンプン怒っていたが、そもそも何のために会場に来たのか?という疑問だけが残る結果となった。