第105回全国高校球選手権大会の第11日(17日)の第4試合は神村学園(鹿児島)が北海(南北海道)に10―4と快勝し、初の8強進出を決めた。

 3戦連続の2桁得点で北海を圧倒した。この日も打線が初回から火を噴く。足をからめて二死一、三塁のチャンスを作ると、5番・岩下、6番・上川床の2年生コンビの連続適時打、7番・松尾龍の左中間を破る適時二塁打で4点を先制。4回にも二死一、二塁から岩下、上川床の連続適時打でリードを広げ、相手エース岡田から7点を奪って降板させた。

 先発の松永は5回に熊谷に2ランを許して3点差に迫られるが、6回にまたも上川床の適時打でダメ押しの追加点。5回途中からマウンドを任された2番手の黒木は9回まで無安打無失点、6奪三振の好投を披露し、反撃を許さなかった。

 4安打3打点1盗塁と大暴れの上川床は「初回にビッグイニングを作れて勢いに乗れた。聖地で4本打てたのは非常にうれしい。休んでいる暇はない。2年生で3年生を勝たせたい」と力を込めた。3試合で8安打4打点4得点。2年生バットマンはコースに逆らわずに器用に広角に打ち分ける。外は左方向、中はセンター方向、内は右方向。「コースによって打球を飛ばしている。振れているからインコースがさばける。バットを上から最短距離で下ろし、ボールの下にバットが入らないよう叩けている。アベレージを残せる打撃をやっている」と思い通りの打撃ができている。

 声をからした小田監督は3戦連続2桁得点に「できすぎだと思います」としながらも「難しいボールに手を出さず、ベルト線に集まったストライクを見極めて積極的に振ってくれている。選手がこれだけ頑張っている。監督としても大きな声を出して選手に勇気を与えられるように戦いたい。壁を1つずつ打ち破り、次はベスト4に入れるようにしたい」と決意を新たにした。

 4強進出を目指し、準々決勝では勢いに乗るおかやま山陽と激突する。