DDT23日の東京・両国国技館大会で、11月に引退試合を行う赤井沙希(36)が、ベルト奪取に成功した。
11月12日の両国大会で現役を引退する赤井は、引退ロードの一環として王座挑戦を志願。坂口征夫、岡谷英樹との「イラプション」トリオで、樋口和貞&中津良太&石田有輝の持つKO―D6人タッグ王座に挑戦した。
気合満点の挑戦者組はゴング前にいきなり奇襲。赤井は坂口との連係から強烈なキックを石田に叩き込んだ。さらに、中津にクロスボディーを発射すると、コーナーの樋口にはビッグブーツを打ち込んだ。中津からはサッカーボールキック、ハイキックの猛攻を浴びるも、張り手の連打で逆襲。水面蹴り、バズソーキック、「新人賞」(二段式顔面蹴り)の猛攻だ。
終盤には坂口のアシストを受け、樋口に「ケツァル・コアトル」(変型ラ・マヒストラル)を発射。樋口が場外に落ちると、コーナー上段から華麗なダイビングボディーアタックを放った。好連係で終始ペースを握った挑戦者組は、岡谷が得意のダブルアームスープレックスで石田から3カウントを奪取。坂口、赤井、岡谷組が、第52代王者に輝いた。
赤井にとっては坂口、樋口とのトリオで獲得した2020年6月以来、2度目の同王座戴冠。リング上では感極まった表情をみせた。バックステージでは「自分は(引退までの)残りの数か月で駆け上がれるだけ駆け上がりたいと思っていて、タイトルマッチのチャンスなんて絶対次はないと思っていたので、坂口さん、岡谷くんと今日、両国という場所で実現できてよかった。岡谷くんは初めてのベルトだし。すごい感極まってうれしかった」と喜びを口にした。
パートナーの岡谷は、全日本プロレスTV認定6人タッグ王座(王者はATM、大森隆男、ブラックめんそーれ組)とのダブルタイトルマッチを提案。赤井も「自分が来月(8月27日)、全日本プロレス名古屋国際会議場に参戦が決まっているので、そこで坂口さんと岡谷くんを連れて、この6人タッグを取った勢いで乗り込みたい」と追随した。
実現すれば、全日本の王座に女子レスラー挑戦は史上初のこと。赤井は最後までプロレス界に確かな爪痕を残す。












