黄金ルーキーはどんな進化を遂げるのか。巨人・浅野翔吾外野手(18)が18日に開催されたフレッシュオールスター(富山)に初出場した。5打数2安打1打点と存在感を発揮したが、一軍では3打席で3三振。快音は聞かれていないが、まだ駆け出したばかりの金の卵のプレースタイルには、あの〝令和初の3冠王〟の姿とダブらせる声も上がっている。

 初回、先頭でこの日の初打席に入った浅野は相手先発・門別の初球を中前に運びチャンスメーク。5点のリードを許して迎えた8回には一死二、三塁の好機で相手7番手・入山から左前適時打を放ち、打点を挙げた。「一軍で三振が続いていたので、まあ不安があったんですけど、ヒットが出て安心した」と初の球宴を振り返った。

 そんな巨人の未来を担う若武者だが7日に一軍出場選手登録され、3打数3三振。この日も「一軍でヒットが出ればうれしいなと思います」とプロ初安打に燃えている。

 だがこの空振り三振もこれからの飛躍につながる。昨季の3冠王であるヤクルト・村上宗隆内野手(23)は高卒2年目のシーズンに一軍で146試合に出場。36本塁打をマークしたが、空振り三振数は148とぶっちぎりでワーストの数字を残した。その頃の村上を知る杉村繁一軍打撃コーチは「空振り三振ってホームランの裏返しっていう説もあるしね。強く振るから空振りも多いわけで」とその価値を語る。また「村上はスケールのすごい素材なんだからね、大きく育ってほしいから『三振は気にしない』ってことは高津監督も言ってたと思うし」と、当てるようなバッティングはむしろさせないようにしていたという。

 村上と浅野。タイプは違えど巨人の大型ルーキーだ。スケールの大きい打者であるのは間違いない。15日のヤクルト戦(神宮)で代打で出場した浅野の姿を見た杉村コーチは「普通、高校生じゃあんなに振れない。なかなか強いスイング」と驚きを口にした。

 令和初最年少3冠王をそばで見続けている指導者が感嘆の声を上げる素質を持つ背番号51。村上の系譜をたどり、確実に大物打者に成長していく。