巨人の〝関西連合〟がドラ1の活躍を後押ししそうだ。巨人は7日のDeNA戦(東京ドーム)に1―2で惜敗し、連勝が2で止まった。敗戦のなか明るい話題はこの日、プロ初の一軍昇格となった浅野翔吾外野手(18)の存在。出場機会はなかったが、若武者にとって巨人の一軍は「ホーム」状態だという。
戸郷と今永による「侍投手戦」を巨人がモノにできなかった。2回に岡本和が6年連続の大台となる20号ソロで先制。先発・戸郷も6回まで1失点と好投したが、7回に戸柱に痛恨の勝ち越しソロを被弾。その裏には一死二、三塁と一打逆転の好機で代打・長野、代打・岸田が連続三振に倒れ、万事休すとなった。
計17三振を喫する敗戦にも原監督は冷静。7回裏の攻撃を「いい感じでね。5番、6番(が連打)。まあ7番もしっかり(犠打で)送ってっていう。いい場面をつくりましたね」と振り返った。
連勝が2で止まり、再び首位阪神とは4・5ゲーム差。一進一退が続くチームにとってカンフル剤として期待されるのが、初昇格した浅野の存在だ。
もっとも浅野にとって心配なのは、一軍にすんなりと溶け込めるかどうか。1年間は二軍でじっくり育てる方針だったこともあり、突然の一軍昇格でパフォーマンスを発揮できるかは未知数となっている。
だが、浅野と同じ香川出身のチーム関係者は「浅野にとって一軍の方が居心地はいいはず」と指摘する。
どういうことなのか。「高校(高松商)までずっと香川・高松で育った浅野は『東京で言葉が変わってしまうのが心配』と話していた。香川弁は関西弁に近いのですが、今の巨人の一軍ロッカーは関西弁が飛び交っている。浅野にとって違和感はないはず」(同関係者)
確かに主将の岡本和は奈良・五條出身で中田翔、横川は大阪桐蔭出身。小林は大阪・堺、中川が大阪・富田林出身。大城もNTT西日本時代は大阪で過ごしている。丸は千葉出身も広島で長年過ごしたことで「ちょけてるやん(=ふざけている)」などの関西弁を使いこなす。
この日の外国人を除く一軍登録27選手中、浅野を含め実に13選手が〝関西圏〟に縁を持つ。現在、離脱中の坂本(兵庫・伊丹出身)、大勢(兵庫・多可郡出身)も含め、〝関西連合〟と呼べるような一大勢力となっている。
そんな「ホーム」状態に浅野は「試合の流れを見ながら準備をしっかりしていって。監督に言われたらすぐに対応できるようにやっていきたいと思います」と一軍デビューの日を心待ちにしている。期待の18歳は少なくとも、精神面では万全で試合に臨めそうだ。












