G救援陣の躍進のワケとは――。5日の中日戦(バンテリン)に勝利し、現在2連勝と勢いに乗る巨人。中でも救援陣は中川皓太投手(29)を筆頭に、直近1か月で防御率1・27と圧倒的な数字を記録するなど好調を継続し、チームの勝利に大きく貢献している。一時は12球団ワーストの救援防御率も記録したブルペン陣だが、泥沼から一転、快進撃の要因の一つには選手同士の「裸の付き合い」もあった。

 春先とは見違える雄姿を見せ続けている。救援陣は昨季からの課題でもある守護神・大勢に継ぐ「方程式の確立」に開幕から苦労し、試合終盤での救援失敗が連続。7、8回に逆転、あるいは勝ち越しをたびたび許したことから〝魔の7、8回〟などとやゆされるほど苦しみ、5月にはぶっちぎりで12球団ワーストとなる救援防御率5点台も記録するほどだった。

 ところが、交流戦中盤からは劇的な変化を遂げた。直近1か月、20試合では計11人の投手が救援登板し、7勝0敗の救援防御率1・27。該当期間中は10回2/3を投げていまだ無失点の中川、中継ぎに配置転換となった開幕投手・ビーディが7回を投げて無失点、同様に無失点投球を続けている投手が他にも4選手いる。今季チーム最多31試合登板の高梨も9回2/3を投げて防御率0・93と絶好調だ。5日の中日戦(バンテリン)では、5回途中に登板した2番手・鈴木から延長12回まで投手9人で1失点に抑えるリレーを見せるなど「ブルペンの意地」で勝利に大きく貢献した。

 では、彼らの快進撃を支えているものは何なのか。その一つが、ブームとなっている〝サ活〟だという。ある投手はこう明かす。

「ウチの選手はサウナ好きな選手が多いんですよ。東京ドームにもサウナがあるので、先発陣は先発陣同士で入ったり、救援陣は野手とも入ったりと、練習時間のサイクルが同じ選手同士入って、くだらない雑談をしたり、前日の試合の反省やミーティングをしたりもするんです」

 チーム内ではベテラン右腕・鍵谷を部長としたサウナ同好会も存在し、おそろいのキーホルダーも製作するほどの熱の入れよう。チーム内の一大ムーブメントとなっている。別の投手も「今年の投手陣は若手投手も多いですから。先輩・後輩で『裸の付き合い』をすることでざっくばらんな話もできますし、何より体も整いますから。疲れも取れて、コミュニケーションも取れて一石二鳥ですよ」とサウナの利点を明かしていた。

 選手同士、裸一貫で向き合うだけでなく、そこで生まれる日々の反省とも向き合えている救援陣。これからいよいよ夏本番を迎える中、疲労回復の効果にも期待がかかる〝サ活〟で心身はもちろん、チーム力も整いそうだ。