ノアの蹴殺戦士こと中嶋勝彦(35)が、健介オフィス、ダイヤモンドリング所属時代の後輩で全日本プロレスのエース・宮原健斗(34)から勝利を収めて再戦を予感させた。

 15日の東京・後楽園ホール大会で2012年12月のダイヤモンドリング横浜大会以来、約10年半ぶりのシングルマッチが実現。大会前に入場チケットは立ち見席含め完売となり、プロレスファン1515人(団体発表)が駆け付けた満員の会場は緊張感にあふれていた。

 時間無制限1本勝負で行われた決戦は、序盤から激しい火花を散らした。場外戦でも互いに譲らず、中嶋は厳しい蹴りを連発。一方の宮原もエプロンサイドでパイルドライバーを決めるなど反撃し、熱戦を繰り広げた。
 
 お互いの10年間をぶつけ合い、足元をふらつかせる2人。宮原のブラックアウト(ヒザ蹴り)をとらえた中嶋が張り手で一蹴し、最後は必殺技バーティカルスパイクで完璧な3カウントを奪った。

試合後も収まりがつかない宮原(左)と中嶋
試合後も収まりがつかない宮原(左)と中嶋

 因縁対決を終えた中嶋は宮原の肩に手をかけ称えようとするも、振り払われ拒絶される。試合終了のゴングは鳴り終わっているものの、2人は激しくエルボーを打ち合いにらみ合った。マイクを持った中嶋は「健斗、最高なレスラーになったな。でも、オレは譲れねえよ」と絶叫した。

 宮原をリング上から見送ると「今日はこんなに超満員の後楽園で、宮原健斗と10年ぶりに会話できた。そしてそれを会場で見届けてくれたファンのみんな、ありがとう」と感謝。

「こうやって今夜、久しぶりに会話ができたってことは、もしかしたら、またあるかもしれない。でも、プロレスは何が起こるか分からない」と再戦ムードを漂わせた。