「左上腕三頭筋断裂」で欠場していた全日本プロレスの〝大型ルーキー〟安齊勇馬(24)が、復帰戦で躍動した。

 8日の横浜ラジアントホール大会では「頸椎捻挫」で欠場していた石川修司と10分のエキシビジョンマッチを行った。

 先月17日の大田区大会ではデビュー9か月で、当時新日本プロレスの永田裕志が保持していた3冠ヘビー級王座に初挑戦。試合中、王者から激しく攻められた左腕を負傷し、約2週間の欠場を強いられた。

 緊張の面持ちでリングに立った安齊は序盤から果敢に攻め込むも、痛めた左腕に集中攻撃を浴びせられ苦しんだ。それでもDDTで意地を見せつけ、フロントスープレックスで反撃に出る。

 さらに終盤には強烈なエルボー合戦で大巨人を相手に一進一退の攻防を展開。残り10秒で石川のスプラッシュマウンテンをうかくかわし、ジャーマンを狙うも決めきれず。時間切れのゴングが会場に鳴り響いた。

 試合後、安齊は「3冠挑戦してケガして欠場して本当に情けなかったけど、2大会分エネルギーを蓄えたのでここから全力でいきます」と語った。

 今夏はノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY」(8月6日、横浜で開幕)に初出場する。鮮烈復帰した大型ルーキーが、夏のプロレス界を席巻する。