今年のオールスターファン投票の結果が28日に発表された。パ・リーグの先発投手部門は、35万561票でロッテの佐々木朗希投手(21)が選出され「勝負を楽しみながら、いいコンディションでいつも通りに投げられればいい」と笑顔を見せた一方で、オリックスのエース山本由伸投手(24)は34万7473票で2位。2年連続で〝令和の怪物〟の後塵を拝した。
山本は2年連続で投手4冠、沢村賞にも選ばれているだけに残念な結果だが、オリックスの球団内はそんな悲観的な声ばかりでもない。フロント関係者は「朗希選手は球も速いし、体もでかい。完全試合もあったし、世間的には分かりやすい」とうなずきながらも「うちにとってはラッキーな面もある。さすがに監督推薦で出ることになるだろうし、その方が使い勝手がいい。1イニングだけとか1人だけとか、体調や後半のローテを見据えて思うように使える」とニンマリだ。
全パの指揮を執るのは今年も中嶋監督。昨年の球宴では山本は7月27日の第2戦(松山)の3回に3番手で登場し、1イニングを1安打無失点に抑えた。同試合で中嶋監督は投手11人を投入し、9回にはソフトバンクのモイネロ、楽天の松井、ロッテの益田と一人一殺の起用をしており「ウチの監督はしたたかでズル賢いですからねえ」(球団関係者)。球宴の顔役として複数イニングで投げることも考えられる1位選出より、負担が少なく後半戦に備えられるというわけだ。
3連覇と2年連続日本一を狙ううえで絶対エースのコンディションは最優先事項。中嶋監督のタクトが注目される。











