松井新監督率いる西武が借金9、リーグ最下位の楽天にゲーム差なしの5位と低迷している。先のヤクルト戦では7カードぶりに初戦白星を挙げたものの、高橋(7回1失点)、平良(7回3失点)の2本柱で連敗を喫し、3カード連続の負け越しとなった。

 4月終了時点では4位ながら貯金2で首位に1ゲーム差と好位につけていたが、主砲・中村の離脱、山川の書類送検とトラブル続きだった5月以降は11勝22敗1分けと大きく負け越し。現在首位のロッテには9ゲーム差と大きく水をあけられている。

 ここまで先発陣はパ・リーグトップの34試合でクオリティースタート(QS=6回以上を自責3点以内)をマークしながら、その勝敗は18勝16敗。QS30試合で24勝5敗1分けと、19の貯金に直結しているロッテとの差は歴然だ。

 背景にはあるのは、リーグワーストの援護率2・80の〝見殺し〟ぶり。先発投手が3失点した時点で敗色濃厚では白星も伸びない。5月以降の34試合で7試合の零封負けを含め、打線が2得点以下だったのは22試合(約65%)もあり、先発投手の好投が報われない得点力不足は深刻だ。

 松井監督は打線にポイントゲッターのいない現状を「点が入ればベストなんでしょうけど。なんとか1、2点(の得点)で守っていかないといけないのが今だと思う」と今は我慢の時との認識だが、これからの梅雨時期は先発陣にも疲労が出てくる。

 ナインは「つい3、4年前まで投手陣は打線にオンブに抱っこだった。投手と野手の関係は持ちつ持たれつ。流れの悪い時期は必ずある」と現状を解釈しているが、この1か月半、どうにもかみ合わない両者の歯車を修正する特効薬は見当たらない。