ヤクルト・石川雅規投手(43)が10日の西武戦(ベルーナ)に先発登板。5回2/3を投げ、3安打無失点の好投を見せた。前日まで3連敗を喫していたチームは2―0で勝利。石川は自身の交流戦通算27勝の記録を更新し、単独トップとなる28勝目を記録した。

 この日は球数74球と最小限に抑えながらも、走者に三塁ベースを踏ませなかった石川。「1試合1試合しっかりと準備をして何とかチームの勝利に貢献できるようにやるだけなので、きょう本当勝ててホッとしています」とチームの連敗をストップさせた1勝を喜んだ。

 前日9日にはソフトバンク・和田が交流戦通算27勝目を挙げ、石川の記録に並んだばかり。その投球を見ていたことを明かし「もう全然僕とは比べものにならないぐらいすごいボールを投げているので。僕もすごく刺激をもらっていますし、同世代の選手が少なくなってきている中でですね、和田投手の投球というのはすごく僕も励みになります」とこの日の力投の活力にもなっていたようだ。

 高津監督もチームを後押しする最年長の躍動に「流れを変えるというすごく難しいことを彼はやった」とたたえ「連敗してチームで一番のベテランが、ああいうピッチングをして。本当に意味のある、価値のある1勝」と語った。

 自分自身を越え、まだまだ進化を続ける左腕の力投。チームもそれに応え、なんとか上昇気流に乗りたいところだ。