ヤクルトの石川雅規投手(42)が、2002年の入団1年目から21年連続勝利という大記録を達成した。23日の阪神戦(神宮)で6回3安打無失点と好投し今季初勝利。米田哲也氏(近鉄=22年)、小山正明氏(大洋=21年)に次いで史上3人目の記録となった。

 石川は「一人ではできない数字だと思う」と、監督、首脳陣、チームメートやファンへの感謝の気持ちを口にしているが、そんな石川は投球以外の面でもチームに貢献している。それが〝捕手育成〟。昨年は不調もあって二軍にいる時間も長かったが、そこでバッテリーを組んだ若手捕手にアドバイスをしていたという。その一人である内山壮真捕手(19)はこう話している。

「石川さんは配球のことや投手のことについて試合終わった時に声を掛けてくださった。試合でのジェスチャーであったり『もっと投手に意思表示をしてほしい』と言われた。そこはすごく自分の心に残っています」

 先日の記録達成となった試合で、スタメンマスクをかぶっていたのがその内山壮。親子ほど年の離れたバッテリーとなったが、石川も「(内山)壮真がいいリードをしてくれましたし、試合前からいろいろ話しながらマウンドでそれを出すことができました」。

 そして石川のアドバイスに「自分にとってすごくプラスなことだった」と感謝する内山壮。石川が育てた捕手たちが、今後のヤクルトの屋台骨を支えてくれそうだ。