ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は4日(日本時間5日)の敵地アナハイムでのエンゼルス戦に「2番・一塁」で出場し、メジャートップに並ぶ14号2ランを放った。
怪腕を一発でねじ伏せた。2点リードの4回1死一塁で迎えた第3打席。試合前時点で5勝1敗、防御率0・84、ア・リーグの月間最優秀投手に選出されたホセ・ソリアーノ投手(27)の158キロ速球をバックスクリーンへ叩き込んだ。3試合ぶりの一発は飛距離429フィート(約130・8メートル)の特大弾となり、敵地は騒然となった。
この日、ヤンキースのジャッジがオリオールズ戦で単独トップに立つ14号2ランを先に放っていたが、すぐに追いついた。続く6回には右越えの二塁打、8回にも中前打を放ち4打数3安打2打点の活躍でチームは6―0で快勝。村上は「これを続けていけたらと思う。本当にチーム一丸となって勝とうという意識でやっているので、それが結果につながっていることが一番いいこと」と語った。
村上の驚異的な活躍により2年連続最下位に低迷していたチームは17勝18敗の借金1ながら、ア・リーグ中地区首位に並ぶガーディアンズとタイガースに0・5差まで肉薄。この大健闘で〝最弱軍団〟とやゆしてきた現地メディアの見る目も変わってきた。
米大手誌「ニューズウイーク」電子版は「ホワイトソックスはここ数年MLBの笑いものになっており、毎年6月になる頃にはシーズンが終わっているように見える。しかし今シーズンは、村上や他の貢献者たちの後ろで彼らは混戦模様のAL中地区で真っ向勝負を繰り広げている」と指摘。ライバルであるタイガースのエース・スクバルが手術で戦線離脱するという〝追い風〟もあり「ホワイトソックスのシンデレラ・ランの可能性をさらに広げている」と「笑いもの」から一転、シンデレラ・ストーリーを期待する。
村上が本塁打を量産するたびに有力球団への移籍説が報じられているが、同誌は「シカゴはルーキーシーズンを通して、9桁の契約を提示するのに適したチームから村上に対するオファーを受けるだろう。ホワイトソックスが2年後に村上選手の入札合戦に勝つ可能性や、プレーオフ争いに食らいつく可能性は極めて低いが、彼をトレードすべきではない」と異例の残留要請だ。
「ホワイトソックスファンは20年近く、幻に終わった数年間の輝かしい時期を除けば、応援できるような出来事がほとんどなかった。村上が幻かどうかは分からないが、彼はシカゴのサウスサイドに情熱をもたらしている」「一度未来のことは考えないで村上と共に今を生き、その結末を見守ろう。有望な選手を複数の有望株と交換する機会はいつでもまた訪れる。村上のような物語はこれまであまりなかったので、ホワイトソックスは少なくとも今シーズンはこの映画を上映する必要がある」と今季中のトレード凍結を強く訴えた。
弱小球団の三流選手が次々に覚醒して優勝する映画「メジャーリーグ」の再現を期待する同誌。主人公はもちろん、村上だ。












