西武、巨人、オリックスで活躍した元プロ野球選手の清原和博氏(55)が、元中日監督の山田久志氏(74)とCBCが中継した4日の中日―オリックス戦(バンテリン)のテレビ解説を行った。試合は5―0でオリックスが勝利したが、清原氏は中日・高橋宏斗(20)とオリックス・宮城大弥(21)の息詰まる投手戦に「2人とも恐ろしいですよね。20歳と21歳でしょ。大学行っていたら学生ですよね。すごいですね」と大興奮だった。
高橋宏が7回5安打無失点、自己最多となる13奪三振の力投を見せれば、宮城は中日打線を内野安打2本に抑え、今季2度目の完封勝利。「宮城さんに投げ負けたという気持ちが強かった。先にマウンドを降りたくなかったんですけど、球数やリズムは宮城さんが上回っていたので今日、宮城さんを見ていい勉強になりました」(高橋宏)「(打席で高橋宏のボールを見て)めっちゃ速かったです」(宮城)とWBCではチームメートとして戦った2人はお互いをたたえ合った。
侍ジャパンの未来のエース候補同士による白熱の投手戦は、放送席の清原氏の目にも特別なものに映ったのだろう。テレビ中継終了後、取材に応じた清原氏は「(高橋宏は)球が速いし、フォークが素晴らしい」「宮城君にあれだけのピッチングされたらそうそう打てないですよ」と大絶賛。NPB歴代5位の525本塁打を放ったレジェンドが「双璧の素晴らしいピッチングでした」と認めた2人が今後どんな成長曲線を描いていくのか注目だ。