巨人は2日の日本ハム戦(東京ドーム)に2―8で逆転負けし、借金生活に逆戻りした。勝率5割付近をウロウロしたままだが、原辰徳監督(64)に焦りは見られない。実は交流戦明けのタイミングから〝逆襲プラン〟が練られており、菅野智之投手(34)ら故障明け組が続々と戦列復帰する見通しだという。
どうにも波に乗れない。打線が3回に1点を先制したが、その後に先発・横川が5点を失って5回で降板。3番手の平内も3失点を喫し、最後は大差をつけられた。連勝が2で止まった原監督は横川を「伸び盛りの選手」と評しつつも「いい材料を何かひと言、ふた言言いたいけど、なかなか言葉が見つかりませんね」と厳しい表情だった。
一時はチームの借金が最大6まで膨れ上がった。1か月以上をかけて5月20日にようやく完済したが、それ以降はまさに一進一退。2度の貯金生活でも最大は2で、この日で2度目の借金生活に突入した。しかし、指揮官が開幕前に「がまん」をテーマに掲げた通り、実績が少ない若手を多く起用するなど、中長期的な展望も見据えている。球団関係者も「そりゃあ、貯金がどんどんできるに越したことはないけど、そう簡単にはいかない。今は5割くらいで問題ないし、現場もそのつもりで動いている。交流戦も5割か貯金が1つ2つできれば十分」と高望みはしていない様子だ。
とはいえ、いつまでも5割では3年ぶりのリーグ優勝は不可能となる。転機となりそうなのが、リーグ戦が再開する23日以降だという。
「交流戦明けから菅野をはじめメンデスや井上、堀田の4人が戻ってこられるメドが立ってきた。監督はそれまで5割くらいでこらえられれば、一気に勢いをつけられると考えているようだ」(別の球団スタッフ)
右ヒジの張りの影響で、開幕から不在だったエース菅野は5月28日に実戦復帰。4月中旬の来日2度目の先発で、右足を負傷したメンデスも今月1日の三軍戦で復帰し、春季キャンプ終盤に左ヒジの違和感で離脱したホープの井上も先月下旬から登板を重ねている。また、今季はリリーフでの起用が見込まれる堀田も復帰を果たした。こうした故障班の復活を起爆剤とする算段のようだ。
鬼門の交流戦で5割をキープするためには、現有戦力が奮起するしかない。借金がかさむようであれば、計画の前倒しを余儀なくされかねないが、果たして――。













