実は気が気じゃなかった!? 巨人は1日のロッテ戦(ZOZOマリン)に3―2で逃げ切り、2連勝で勝率5割に復帰した。オープン戦も含め、今季初顔合わせとなったロッテとは浅からぬ因縁もあった。昨季まで巨人に在籍した元同僚が多く移籍し、さながら〝同窓会マッチ〟の様相を呈し、球団内には妙な緊張も走っていた。
4番が試合を決めた。岡本和は初回に先制の2点適時二塁打を放つと、3回には2試合連発となるリーグ単独トップの12号ソロ。主砲が全得点を叩き出す活躍に、原辰徳監督(64)も「スコアブックを見ての通り」とえびす顔だった。
これで今カードは2勝1敗で勝ち越したが、戦前から負けられない…いや、どうしても負けたくない背広組の思いもあった。昨オフは助っ人の大幅整理に踏み切り、ウォーカーを除く8選手を解雇した。その後、メルセデスとポランコはロッテに加入。さらに、2020年9月にトレードでロッテに放出した澤村がメジャーから復帰し、首脳陣でも昨季限りで巨人を退団した村田修一打撃コーチが入閣した。
こうした状況に「3タテでも食らおうものなら、何を言われるか分かったもんじゃないよ…。『編成の失敗』とか『見る目がないだの』と」とおっかなびっくりする球団関係者の姿もあった。メルセデスについては好投しても突然崩れる〝悪癖〟が改善されず、ポランコは緩慢な守備と高額年俸(推定2億5000万円)がネックとなった。理由はどうあれ、結果的に一度は見切ったことは事実。強烈な恩返しでもされようものなら…と不安も抱えていたわけだ。
しかし、ナインの奮起によって上々の結果に終わった。2戦目に対戦したメルセデスは5回までに4点を挙げてKO。初戦で抑え込まれた澤村には、2戦目で岡本和&中田翔の2者連続弾でリベンジした。4番のポランコには3連戦でソロを許したが、打たれたのはこの一発だけで計10打数1安打に封じてみせた。
鬼門の交流戦を白星先行でスタートさせた原監督は「(今後も)一戦一戦ですね」と冷静だったが、球団にとっても価値ある滑り出しとなったようだ。












