フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たしたプロスケーター・羽生結弦(28)の人気ぶりは出版業界も驚かせている。

 羽生の自叙伝「蒼い炎」シリーズは、2012年4月に第1巻を刊行。長きにわたって多くのファンに愛されている。シリーズ全4巻の累計発行部数は5月下旬の段階で40万部を突破したが、印税は11年東日本大震災で被災したホームリンクのアイスリンク仙台に全額寄付しているという。

 現在はあらゆる分野で電子化が進み、紙の本を手にする層も激減。そんな中でも「蒼い炎」シリーズはロングセラー商品として確固たる地位を築いている。大手出版社関係者は「累計とはいえ40万部超えはすごい。ジャンルにもよるが、10万部を超えると大喜びというのが、われわれの中での普通の感覚です」と目を丸くした。

 続けて「アスリートに限らず、今の時代に自叙伝を出して、こんなに売れるのは羽生結弦選手か(米大リーグ・エンゼルスの)大谷翔平選手くらいじゃないでしょうか」と指摘。同じ1994年生まれで東北が生んだスーパースターの存在感は、ともに別格というわけだ。

 羽生は26~28日に行われたアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」の幕張公演でダンスボーカルグループ・DA PUMPの「if…」を熱演。今後も公演のみならず、様々な形でファンを魅了していきそうだ。