全日本プロレスの世界タッグ王座を保持するノアの拳王(38)&征矢学(38)が、極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」の諏訪魔(46)&KONO(43)を退け、初防衛を果たした。

 21日のノア神戸サンボーホール大会で行われた王座戦は壮絶な展開となった。序盤、諏訪魔に顔面をかきむしられた拳王が大激怒。頭をつかみ合い、大乱闘を繰り広げた。

 場外戦ではVMの代名詞ともいえる「マーダーバッグ」と呼ばれる黒い袋を取り出した拳王が、諏訪魔に襲いかかる。だが、隙を突かれ黒い袋を奪われると、頭にかぶせられた上に縄で絞首刑に処された。

 それでも征矢の奮闘で形勢逆転に成功すると、拳王が諏訪魔に蹴りを連発。体格差のある極悪暴走男にジャーマンを炸裂させた。終盤で王者組は息の合った連係技を繰り出しVMを追い込むと、最後は征矢がKONOにジャンピングDDTを決めて3カウントを奪った。

 試合後、勝敗に納得のいかない諏訪魔からレフェリーについていちゃもんをつけられた拳王は「金剛の征矢が倒して防衛したぞ! 何だよ、諏訪魔。負けたのに言いがかりか? ただのクレーマーなのか? うるせえんだよ!」と一蹴。

「この世界タッグのベルトがほしければ、ノアのリングに来い。いくらでもお前からの挑戦受けてやる」と言い放った。

 バックステージでも、しつこい諏訪魔からノアのレフェリングを批判された上に「もう一回、俺たちVMがお前らのベルトに挑戦してやる。次は全日本のリングでだ。そして、和田京平レフェリーの厳格なレフェリングを味わえ! 間違いないぞ!」と再挑戦を表明された。

 拳王は「何を言ってんだよ。ノアのレフェリーがダメだったみたいに言ってバカにしてんじゃねえよ」とあざ笑いつつも、「そんなに言うならやってやろうじゃねえか」と承諾した。

 さらに29日の全日本後楽園ホール大会でのV2戦を提案された拳王は「うるせえな! わかったよ、お前のところに行ってやってやるよ。諏訪魔、覚悟しとけよ。潰してやるからな」とにらみつけた。因縁の抗争はまだまだ続く。