全日本プロレスの3冠ヘビー級王座を保持する新日本プロレスのミスターこと永田裕志(55)が、宙に浮いた次期挑戦者にGLEATのG―REX王者T―Hawk(33)を指名した。

 29日の後楽園大会では春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」を初優勝した芦野祥太郎の挑戦を受ける予定だったが、芦野が左尺骨骨折のため欠場に。10日の会見で永田は「芦野祥太郎とは皆さんが喜びそうなストーリーも多々ありますし、盛り上がってくるという思いがあった。彼自身も無念でしょうが、僕自身も悔しい思いをしています」と心境を語った。

 ただし「こういうアクシデントはうちでもありますし、急に選手が替わっても堂々と試合をして残念に思っているお客さんを満足させるのがチャンピオン」との思いから、予定通り3冠王座のV2戦を行うという。

 そこで挑戦者について「順当と言ってはおかしいですが、その場合は決勝に出た選手が挑戦してくるのかなと。T―Hawk選手は新日本のリングにも上がってますし、いい選手というのはわかっていました。まさかヘビー級の決勝まで行って、芦野祥太郎を苦しめるほどの選手だと初めて知りました」とし、CC準優勝のT―Hawkの名を挙げた。

 ただし、王者の意向だけで決まるものではないと理解している。他の選手が続々と名乗りを上げる状況を期待するミスターは「もしかしたら異を唱える選手が出てくるかもしれませんし、そういったガヤガヤした部分も僕自身は見てみたいと思います。(ベルトを管轄する)PWFさんと協議してもらって、あとは決定に従います」とし〝高みの見物〟を決め込んだ。