ノアの拳王(38)が、全日本プロレスの〝極悪暴走男〟諏訪魔(46)に大激怒だ。

 8日に自身のユーチューブ「拳王チャンネル」を更新。黒いゴミ袋を体に巻いて河川敷で撮影したと思われる動画内で「おい、諏訪魔! マジでナメんじゃねえぞ、許さねえからな!」とほえた。

 全日本の世界タッグ王座を征矢学と保持する拳王は、21日のノア神戸大会で極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」諏訪魔&KONOの挑戦を受ける。

 前夜の全日本大田区大会では前哨戦が組まれ、征矢はシングルマッチでKONOに敗北。さらに拳王も6人タッグ戦で諏訪魔に敗れた。しかも試合後、VM総帥のTARUからパウダー攻撃を食らった拳王は、諏訪魔の岩石落としで失神。通称「マーダーバッグ」と呼ばれる黒い袋に詰められて運ばれた。

 拳王が動画内で体に巻きつけていたのは明らかに黒いゴミ袋だが、マーダーバッグと同じ素材だという。そして「あいつのバックドロップが強烈だったのは認める」としつつも「おい、諏訪魔! 黒い袋に詰めて、俺に辱めを受けさせた? 全然恥ずかしくないんだよ! いつでも黒い袋をかぶってやるよ。何ならこのかっこう、気に入ってるくらいだよ。おい、お前は何がしたいんだよ。俺が尊敬している諏訪間幸平専務はどこに行ったんだ? 保護司の活動をして、レスラーの鑑だろ?」とまくし立てた。

 とにかく怒り心頭の拳王は「あんな下品な行動するヤツに、この伝統あるベルトなんか渡せねえんだよ。これは俺と征矢がずっと持って、ノアのリングで防衛戦するからな!」と宣告。2人の抗争は激化の一途をたどりそうだ。