阪神は7日の広島戦(マツダ)も雨天中止となり、2日連続の水入り。チームは3連勝中と好調なだけに、岡田彰布監督(65)も「はぁ~もぅ~なんかな~」と空を見上げ苦笑いするしかなかった。

 中止後には、安藤投手コーチと今後の先発ローテ―ション再編に着手。当初、6日からのスライドで7日に先発予定だった村上頌樹(24)を、9日のヤクルト戦に、2度目のスライド登板させることを明言。「若いピッチャーはゲームで投げて勝って、そんなんがすごい自信になる。だいぶ違うよ、2、3週間前と。本人もそうだし、周りの見る目も。それは自分が結果残して、そういう地位をつかんだわけやから」と現在、開幕から25回連続無失点中の男に、今季初のカード頭を任せるつもりだ。

 ここまでの先発陣の収穫は、昨オフの現役ドラフトで獲得した大竹耕太郎(27)が4勝、村上が2勝と結果を残したこと。一方でエース・青柳晃洋(29)、投手最年長・西勇輝(32)の状態がまだ上がっていない。それだけに5月は「今、最も頼れる投手は?」という〝ローテの柱探し〟がテーマとなる。

 同時にそれは、5月下旬からの交流戦を見据えたものとなる。30日から西武→ロッテ→楽天→日本ハム→オリックス→ソフトバンクの順で計18試合。交流戦での戦いで流れが変わり、その後のペナントレースの行方を左右することもあるだけに、カード頭を取ることはこれまで以上に重要になってくる。

 3・4月の開幕月におもにカード初戦を務めた青柳、西勇の実績組の復調か、または大竹、村上らのブレーク組が〝勢い〟を継続するのか。ほかにも4月下旬に故障から復帰後は2試合、安定した投球内容だった左腕・伊藤将や、才木、西純ら次代のエース候補たちも控えるなど、質量では虎投もパの投手層にひけは取らない。「そりゃ、勝っているピッチャーを優先せなアカンからな」。交流戦まで残り18試合は、先々の戦いへむけた先発陣の優先順位を再考する機会となる。