さすがの大物ぶりだ。女性誌「女性自身」で女子プロゴルファー・原英莉花(24)との交際を報じられたヤクルトの〝村神様〟こと村上宗隆内野手(23)が11日のDeNA戦(神宮)でヒーローとなり、お立ち台で自ら報道に言及する一幕があった。

 3月31日の広島との開幕戦(神宮)で第1打席に今季1号本塁打を放ってから快音のなかった村上は、この日の初回に前を打つ山田が二塁打で出塁すると、37打席ぶりの一発となる先制の2号2ランを右翼席に放り込んだ。チームは6―3で快勝し、ヒーローインタビューに指名されたのが村上だった。

 冒頭では「(山田)哲人さんがツーベースでチャンスをつくってくれたので。(先発の)サイスニードもいいピッチングしてくれると信じてた。なんとか先制点を取ろうと必死にバットを振りました」と試合を振り返る〝よくあるパターン〟だったが、スタンドから交際報道に関するヤジが飛ぶと風向きが変わった。

 本来なら触れられたくない話題だろうが、村上は即座に反応。インタビュアーに質問されたわけでもないのに「もう、そうですね。いろんな情報がありますけど、まあ、そこに惑わされず…。最近ちょっと家の周りに週刊誌の車がたくさん止まっているので、ちょっと行きづらいんですけど」と切り出し、最後は「僕を信じて、ついてきてください」と宣言してファンを沸かせた。

 試合前には球団マスコット・つば九郎が恒例のフリップ芸で「あさから HOTなわだいが ありましたね」「ちなみにですが つばくろうも そこそこ からおけうまいと いわれてます」などとイジり、球場内を大いに沸かせた。そんなオープンなムードもチームが7勝2敗1分けで首位を快走している要因なのかもしれない。

 村上は3月のWBCで打撃不振に苦しんだものの、準決勝のメキシコ戦で逆転サヨナラ二塁打、決勝の米国戦では第1打席に同点弾を放って3大会ぶりの世界制覇に貢献した。この日も含めて注目される試合で大仕事をやってのけるのはスターの証しだ。