やっぱり手ごわいよ。阪神が7日のヤクルト戦(甲子園)に1―3で逆転負けを喫し、2連敗となった。

 当初から岡田彰布監督(65)は「今は『打倒・巨人』じゃなくてヤクルトちゃうか? ウチだけじゃなく、どこも」と話していたように、リーグ2連覇中のツバメ軍団をマーク。それだけに今季の初対戦では、余計に昨季との〝違い〟を見せておきたいところでもあった。

 試合は阪神・青柳、ヤクルト・小川の両エースの好投で7回まで1―1。接戦は望むところだったが…。この日は中継ぎ陣が明暗を分けた。

 8回、2番手・浜地が無死一塁から山田に決勝2ランを許すと、虎打線はヤクルトの3人の救援陣に7回から1イニングずつを封じられ、勝負あり。ロースコアの接戦を落とし、岡田監督は「ちょっと、考えなあかんよな。今のままではしんどいかも分からん」と不調のセットアッパー・浜地の起用法を再考することを示唆した。

 直接対決の敗因は「投手力」よりも「攻撃力」の差ともいえる。この日のヤクルト打線は、昨季の3冠王、4番・村上の前後の山田、オスナの2アーチで3得点としたのに対し、虎打線はわずか3安打。2回以降はチャンスらしいチャンスを、ほとんど作れず、采配を振るどころではない展開で終わった。とくに中軸を打つ大山、佐藤輝にまだ今季1本も本塁打が出ておらず、チームとしても6試合でまだ1本塁打。この日〝2発〟で試合をひっくり返したヤクルト打線とのパワーの差を見せつけられる敗戦にもなった。

 そんな感覚は指揮官にもあるのだろう。当初から〝打倒〟を意識したヤクルトとの今季初対戦を終えた岡田監督は「きょうは初対決やったけど打つほうは、ちょっと頑張らんとな」とポツリ。戦いながら、何とか王者との地力の差を埋めていきたいところだ。