今週末も〝何か〟起こるようなら新名物になるかも!? 4勝1敗の開幕好スタートで、7日からは昨年の王者・ヤクルトを聖地・甲子園に迎える阪神では岡田彰布監督(65)の〝昼采配〟に注目が集まりそうだ。

 開幕3連勝を決めたDeNAとの3連戦。特に2戦目以降のデーゲームに、ナインもうなる鋭い采配がさえわたった。

 今季初のデーゲームの1日は先発・秋山が2回までに5失点。その右腕を5回まで続投させ6回以降は、7人の中継ぎ陣による無失点リレー、最後は延長12回に近本のサヨナラ打が飛び出した一戦は、結果的にナインにもうれしい数字のご褒美がついた。延長11回までに投げた中継ぎ全員にホールドがつき、引き分け目前の延長12回を抑えたプロ初登板の富田にはプロ初勝利。大どんでん返しで連勝すると3戦目には、野手にも波及した。2点リードの8回二死一塁、左打者・島田の場面ではDeNAの左腕・エスコバーに対し、一走・中野に二盗を成功させた後、右打者の代打・原口を投入。カウント0―1から登場した仕事人は見事に2球目を左翼席にダメ押し弾。オンタイムのSNSでは「神采配」「岡田マジック」のワードが乱立するなど、11年ぶりに復活した岡田采配の〝健在〟ぶりを知らしめた。

 一方でこの絶妙タクトの劇勝は全てデーゲーム。必然と呼ぶにはまだ時期尚早も、球団内にも昼に頭が切れるのは〝必然〟とする声もある。

 前回2008年まで虎を指揮した時代と比べ、12球団最年長の指揮官も太陽が昇っている時間のほうが、目がさえることを自覚するようになっている。2月のキャンプ休日も常に早朝からゴルフに繰り出し「もう夜はしんどいんや。朝5時には目が覚めるんやで。10時には勝手に眠くなるわ」と告白するなど、すっかり〝朝型人間〟になっているという。

 甲子園開幕カードの今週末の8、9日のヤクルト戦をはじめ、5月下旬の交流戦まで16試合ある土日の週末は2試合を除き、全てが昼のデーゲーム。今後も、身内も外部も「アッと驚く」絶妙采配が、週末に集中して飛び出すようなら「昼の岡田劇場」は猛虎の新名物となるかもしれない。