粘りで白星をつかんだ。第95回記念選抜高校野球大会第8日(27日)は甲子園球場で前日から雨で順延された3回戦3試合が行われ、第3試合では2年連続26度目出場の広陵(広島)が海星(長崎)と対戦。2回に2点を先制される苦しい展開も中盤以降に1点ずつ奪って3―2の逆転勝ち。2010年以来、13年ぶりの春ベスト8入りを決めた。
チェンジアップを巧みに繰り出すなど相手先発の左腕・吉田の緩急を使った投球術の前に広陵打線は手こずり、4回まで無得点。それでも0―2の5回一死から7番・中尾が中堅フェンス直撃の三塁打を放つと、続く2年生の高尾が右犠飛で1点を返した。6回は先頭の田上が右中間を破る三塁打で出塁し、谷本の中犠飛で同点に。7回は一死一、二塁の好機で田上の二ゴロが敵失を誘い勝ち越した。
先発したエース右腕・高尾は155球の熱投で10三振を奪い、6安打2失点で完投。「チームが勝ったのはすごくうれしいですけど、今日の投球に制球の課題が出たので次の試合はしっかり直してやっていきたい」と反省した。
中井監督は春夏通算36勝となり、箕島(和歌山)の尾藤公元監督を抜いて歴代単独11位に躍り出た。それでも苦戦を強いられたとあって「楽勝で勝ちたいですよ。でも、相手も勝とうと思って研究もされてるし、そんなの無理だよ。だけど先取点、中押し、ダメ押しで勝ちたい」とボヤキ節だったが、無安打の真鍋ら主軸に元気がなくても劣勢をはね返した。
昨秋は中国大会を制し、明治神宮大会準優勝。選手層の厚さは今大会屈指の広陵が2003年以来の頂点を目指す。












