新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)が、「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者のSANADA(35)とのV3戦(4月8日、東京・両国国技館)へ迎撃宣言を繰り出した。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)から新軍団「Just 5 Guys」に移籍しトーナメントを制覇した挑戦者に対しても、自信は揺るがない。変化を遂げたSANADAを退け、その差をより鮮明化させるつもりだ。

 オカダが「ライバル」と称したSANADAはNJC中にLIJを脱退し、タイチらと合流。その勢いのままトーナメントを制し、最高峰王座挑戦権を獲得した。

 迎え撃つ王者は「『Just 4 Guys』(注・SANADA合流前のチーム名)がそんなに魅力的なチームだと僕は思えないですけど、楽しそうにやっているなというのは思いましたね。のびのびできるのは一つのいいことなんじゃないかなと」と評価しつつも、リング上はあくまで別物と主張。「今のSANADAさんに負ける気はしないです。向き合ってみれば、レスラーSANADAは変わらないかなと。そこは戦ってないから分からない部分かもしれないし、前哨戦で感じてみたいなと」と次期シリーズ(1日、平塚大会で開幕)へ腕をぶした。

 SANADAは黒髪のルックスに加え、リング上では新技の変型DDTを使用し、マイクアピールも積極的に行うなど多方面で〝変化〟している。それでもオカダは「結果が出ないから変えていくっていうのは必要だと思います。技も変えて容姿も変えてチームも変えて…そこから上がっていこうとなってると思うんですけど、そんなに甘くないよと。僕がいないNJCに優勝しただけで、物事はうまくいかないよというものを見せたい」と残酷に言い放つ。

 今年1月4日東京ドームでの王座返り咲き後は圧倒的な強さを誇り、2月の武藤敬司引退興行(東京ドーム)でノアのGHCヘビー級王者の清宮海斗との一騎打ちでも完勝。「絶望を味わわせてやる」との言葉通り、他団体王者との格の違いを証明した。「ファンの人に強いイメージを与えることができたので、それは自分にとってもよかったのかなと思いますね。結果は当たり前ですけど『オカダ強いな』っていうことを植えつけることができたというか」と〝収穫〟を強調したオカダは、再び団体内でも絶対王者として君臨するつもりだ。

「正直、新日本ファンの人には『絶望』を味わわせたくはないですよ。でもレスラーには『うわっ』て思ってもらえる強さと、差がまだまだあるんだというのを見せて絶望を味わわせたいと思いますね」。大きな追い風を受ける最強挑戦者を退け、確固たる1強時代を築く。