全日本プロレス21日の大田区総合体育館大会で、ノアの無頼派集団「金剛」の拳王(38)と征矢学(38)が青柳優馬、野村直矢組を破り、世界タッグ王座奪取に成功した。

 序盤、青柳から拳を前に突き出す自身のポーズをまねて挑発された上、「GHCはどうしたんだよ!?」と19日のノア・横浜大会でマサ北宮、稲葉大樹組に敗れてGHCタッグ王座獲得に失敗したことをイジられた拳王は、鬼の形相で王者組に攻め込む。青柳からも反撃を受け、打撃を交錯させたかと思えば原爆固めで投げ合うなど、激しくやりあった。

 中盤には征矢が孤立して苦しい時間もあったが、持ち味の体力で耐え抜く。すると終盤、征矢が野村のひざ裏をラリアートで刈ってから拳王がP.F.Sで追撃。ここから一気にたたみかけ、最後は豪快なジャンピングDDTで3カウントを奪い、王座奪取に成功した。

 試合後、リングに登場した諏訪魔から「おい。お前ら。そのベルトはな、俺とKONOが挑戦するはずだったんだ。まあいい。次、俺とKONOで挑戦させろ」と宣戦を布告される。

 しかし、拳王はこれを「諏訪魔! お前とは絶縁だ」と一蹴。諏訪魔からの「オイ、ちょっと待て拳王。絶縁ばっかりしてると、周りから人がいなくなるぞ。絶縁より地獄に落ちることを選べ。拳王、征矢、地獄へ落ちろ」との言葉に足を止めることもなくリングを下りた。

 その後、拳王は「改めて言うぞ、諏訪魔。世界タッグ王者の拳王と征矢はお前と絶縁だ」と叫ぶ。さらに「もう、この世界タッグ王座の所有権は俺たち、ノアにあるんだ」と主張。そして「だから次はどこでやるか分かるか? もちろん次は、ノアのリングだ!」とV1戦をホームとなるノアのリングで行うことを一方的に宣言した。

 やっかいな相手に流出した世界タッグ王座の行方は…。