全日本プロレス21日の大田区総合体育館大会でプロレスリング・ノアとの対抗戦が行われ、前3冠ヘビー級王者の宮原健斗(34)がマサ北宮(34)と熱戦を繰り広げた。
安齊勇馬、井上凌とトリオを結成した宮原は、ノアのマサ北宮、稲村愛輝、岡田欣也組と対戦した。試合は序盤から対抗戦らしい緊張感のある戦いを両軍の若手4人が展開。続いてリングインした宮原は、2月の武藤敬司引退興行で因縁が勃発した同じ健介オフィス出身の後輩・北宮と激突し激しい攻防を繰り広げた。
約5分たったところで6人が入り乱れて場外乱闘を繰り広げるなど殺伐とした雰囲気のまま一進一退で試合は進む。そんな中、宮原は北宮に投げっ放しジャーマンでマットに叩きつけられたかと思えばすぐに立ち上がってブラックアウト(ヒザ蹴り)を返すなど互いの意地をぶつけ合った。
両軍とも譲らぬ戦いは終盤まで6選手が目まぐるしく入れ替わる展開になったが、最後は井上が稲村の無双に沈み3カウント。自軍を勝利に導けなかった宮原だが、試合後にマイクを持つと「北宮光洋…いや、マサ北宮か。お前に一つだけ言っておこう。いつまでも先輩面して悪かったな。俺の後輩なのは10年前だったな。そりゃ人も変わるわな」とまさかの言葉を口にする。どんな心変わりか…と思いきや「ただ〝元〟先輩として言わせてもらう。マサ斎藤さんの『マサ』をもらってるんだ。ノアのテッペンさっさと取れよ。お前に構うのはそろそろ終わりにさせてくれ。またリングで会うのを楽しみにしてるよ」と最後の先輩風を吹かせた。
対する北宮は「相変わらずいけ好かないマイクだ。今日はプロレススリング・ノアの完全勝利だ。こんな対抗戦おしまいだ。うちらになんのメリットもないからな」と終戦を通告。将来的な〝再会〟に含みを持たせた元先輩に対し「12年前に入門したその日から、お前のことがあんまり好きじゃなかったんだ。お前が頑張ろうが知ったこっちゃねえ。金輪際、関わるんじゃねえ。おしまいだ。以上!」と三くだり半を突き付けた。
時を超えた先輩と後輩の抗争はこれで幕引きとなるのか。












