日本は第5回WBCで大フィーバーしている。地上波で生中継された1次ラウンド4試合の平均世帯視聴率は大谷翔平投手(28=エンゼルス)が投打二刀流出場した9日の中国戦で41・9%を記録。ダルビッシュ有投手(36=パドレス)が先発した10日の韓国戦では同44・4%、佐々木朗希投手(21=ロッテ)のWBCデビュー戦となった11日のチェコ戦は同43・1%、4戦全勝を決めた12日のオーストラリア戦も同43・2%(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)と好調だ。

 しかし、朝鮮日報(電子版)は「それでも中継権を持っている放送局は悩みが多いようだ」と指摘。1次ラウンドB組の中継権を持っていたのがTBSとテレビ朝日だけなのは、日本の放送局関係者によると「TBSとテレビ朝日は中継権料として約20~30億円を支払ったという。過去にはWBC中継権料が10億円程度だったが、今回は2倍以上に暴騰した」ことが理由で「FOXスポーツが参入し金額が大きく上がった」と説明した。

 さらに「TBSとテレビ朝日は高い視聴率が出ているにもかかわらず赤字を記録する状況だ。両局は企業イメージのために赤字を甘受してまで中継しているが、かけた費用に比べて収益がほとんどない状況なので、おそらく次の大会で両局はWBC中継権を買わないものと見られる」との予測も紹介し「2026年に開かれるWBCは有料チャンネルを通じてのみ視聴可能になるのではないかと悩みが深い」と結んだ。