第5回WBCで日本と同じB組だった韓国は早々と敗退が決まり、同国のメディアでは様々な角度から敗因分析が行われている。そんななか「中央日報」(電子版)では「専任監督がいない韓国野球…3万8000キロの移動に疲れた」との見出しで、代表チームを率いるのが専任監督ではなかったことによる弊害を指摘した。
韓国代表は大会前に米アリゾナ州ツーソンで2週間ほど合宿を行い、韓国での最終調整を経て日本入り。オリックス、阪神と練習試合を行い、初戦のオーストラリア戦に臨んだ。
そのため所属する斗山ベアーズのキャンプ地、オーストラリアのシドニーでキャンプに参加していた捕手のヤン・ウィジは1月中旬からソウル→シドニー(約8300キロ)、シドニー→ソウル(同)、ソウル→米ロサンゼルス→ツーソン(約1万400キロ)、ツーソン→ロサンゼルス→ソウル(同)、仁川→大阪(約900キロ)、大阪→東京(約600キロ、電車移動)で3万8900キロの移動を余儀なくされたとし「このような非常識なことが起きた理由はただ一つ。KTウィズのイ・ガンチョル監督が代表監督を兼ねているためだ」と言及した。
代表合宿がアリゾナ州で行われることになった経緯については、KTだけでなくLGやKIA、NC、ハンファなど韓国プロ野球の6チームが同地でキャンプをしていたため「代表チームのキャンプも米国にしようという意見が力を得た」と指摘。そこに予想外の悪天候による練習試合の中止や移動時の飛行機の故障も重なったとした。
同メディアは、韓国通算351本塁打のヤン・ジュンヒョク解説委員の「暖かい沖縄や福岡で練習していたら、体調はこのようではなかっただろう」とのコメントを引用し「再び代表チーム専任監督制を導入しようという意見が説得力を得ている。プロチームと代表チームの監督を並行するのではなく、代表チームだけを率いる専任監督だったら、日本で代表チームの練習を進めたはずだ」と訴えた。
ちなみにヤン・ウィジは〝消化試合〟となった中国戦を除く3試合に出場し、10打数4安打5打点、日本戦でダルビッシュから放った先制2ランを含む2本塁打と大暴れだった。












