ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗(26)が、決意の再起ロードを歩み出す。

 武藤敬司の引退興行となった2月21日の東京ドーム大会では、新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカに惨敗。自らの希望で実現に至った王者対決に敗れたことで、どん底に突き落とされた。

 8日にノアの公式ユーチューブチャンネルで清宮は「すごく自分の中で引っ張ってもらってたんだなと。この業界のトップの選手との差っていうのを感じさせてもらいました」と潔く完敗を認めた上で、「東京ドームっていう大舞台の戦い方だったり、お客さんの空気を持っていく部分。入場しているとき、僕はオカダ・カズチカしか見ていなかったけど、オカダ選手は東京ドーム全体を見ていたと思います。本当、学ばせていただきました」と振り返った。

 試合後のバックステージではジェイク・リーから次期挑戦を表明され、19日横浜武道館大会のV5戦で迎え撃つことが決まった。しかも、ジェイクからは「もう休めよ。ベルトを持っていてもこれ以上、何も生まれない。重荷にしかならない」と痛烈なメッセージを送られている。

 これに対して清宮は「今は休んでいるヒマがない。俺ははいあがるしかない。チャンピオンらしくなくてもいいと思っているので、上がっていくしかない。だから休むわけにはいかない」と返答。オカダ戦後は心身ともに疲れ切っていたが、次第に「ここで俺が止まっていてどうするんだ」「何回つまずこうが、また立ち上がればいい」と気持ちが前向きになったという。

 自分の姿、置かれた状況を客観的に指摘してくれた挑戦者へ「いろいろ考えさせてもらったジェイク選手には感謝していている部分がある」と述べた清宮は、「ジェイク、心配かけて悪かったな。横浜で最高の試合をしよう! 俺はこの1戦に再起をかけている。ここで絶対にはいあがる!」ときっぱり。生気を取り戻したGHC王者が、ここから上昇気流に乗る。