侍ジャパン・山川穂高内野手(31=西武)が本番3日前からの突貫工事に乗り出す。強化試合4試合で12打数無安打3三振と苦しんでおり、9日のWBC第1ラウンド初戦・中国戦(東京ドーム)まで残す実戦調整2試合の改善策として決断したのはバットの変更だった。
山川は「(バットが)軽くなり過ぎて当たりが薄い。薄いから力を入れないとまずいと思っている感覚が、打てないことよりもまずい。バットを戻してみたい。戻して打てなかったらあきらめますけど、そこはグラム数を重くして自分のフィーリングが合うようにしたい」とその理由を説明した。
決定的だったのは4日の中日戦で、柳の外角直球を遊ゴロとした4回の第2打席だったという。
「自分の感覚ではドンピシャだと思って振っているのに、ちょっとズレている。そのズレをボールを引きつけたり、フォームを修正することではなく、去年と明らかに変わっているのはバットなので(原因は)そこかなと思いつつ(対策を)考えないといけない」とし、今年から20グラム軽量化したバットを昨年の920グラムに戻すに至った経緯を語った。
山川は5日の練習ではバットを握らず、6日の阪神戦(京セラ)から急きょ、工場から取り寄せる昨年仕様のバットで打撃練習を行い、残り2戦の調整に臨むというが、周囲にはシビアな声もある。
名古屋での2試合を視察していたパ・リーグスコアラーは「シーズンになれば確実に打つ」と断定しながら、WBC本番直前の現状に関してこう語った。
「気にしているのはバットだけではないのでは。極端にベースに近づいて立ったり、結果が出ない焦りからか、打席の中でもいろいろなことをしている。彼の不振時に表れる行動が今まさに出ている感じ。頭がよくて感受性の強い選手だから、思いついたら、いろいろなことを試し過ぎて、自分を追い込んでいくタイプ」
悪い時の行動パターンが本番直前のタイミングで出ているような山川。果たして、WBC本番3日前のバット変更は打撃改善の解決策となるのか…。












