阪神・井上広大外野手が5日のオリックスとのオープン戦(甲子園)で2号2ランをマーク。虎期待の長距離砲候補が開幕スタメン奪取へ向け、アピールに成功した。
清らかな快音を晴天の聖地の空に響かせた。0―4と4点ビハインドの4回一死二塁。この日2度目の打席に入った背番号32は、フルカウントから甘く入った7球目の149キロ直球を強振。猛烈な打球速度で舞い上がった白球は、あっという間に左翼席へと突き刺さった。
「(前々打者の佐藤)テルさんにも、(前打者の)森下さんにも直球主体だったので」と配球を読み切った会心の一撃。昨季までは典型的な「当たれば飛距離こそ出るが、三振も多い」タイプの打者だっただけに、フルカウントまで追い込まれてからのアーチには成長と覚醒の気配が漂う。「3月(のオープン戦)はまだまだ試合がある。そこでどういう結果を出せるかが大事になってくる。しっかりと準備をしてやっていきたい」と悲願の開幕スタメンへ向け、静かに闘志を燃やした。
試合後の岡田監督も「自分の中で何かつかんだもんがあるんちゃうかな。ビックリしたわ(笑い)」と表情をほころばせる。「すごいいいアピールになるし、ああいうのを見せてくれたらな、当然一軍の戦力になるなと思うよな」と井上への賛辞を惜しまなかった。












