3年目はどうなる? キャンプ第3クールに入った阪神では本格的な覚醒を期待される佐藤輝明内野手(23)が、9日のシート打撃でバックスクリーン弾。順調な調整ぶりを披露した。
昨季6勝の4年目右腕・西純の144キロの低めの高速フォークを捉えた一撃は〝打った瞬間〟ともいえる乾いた打球音を残し、中堅フェンスを越え、本人も「入ったのでよかった。うまいこと拾えた。いい感じで来ているのかなと思う」と振り返った。
ただ、まだ「覚醒」の太鼓判までは、押してもらっていないのも事実。この日はセ・リーグ全球団のスコアラーがネット裏から視察していた。
この一撃について声をそろえて指摘したのは、球種が変化球の半速球系だった点だ。スコアラーの1人は「彼だけじゃなく、この時期は投手が有利ですから。打者はいかに真っすぐに負けずに打ち返せるかなので。その点ではまだ、昨年より成績面で上積みが見込めるか、見込めないかも、何とも言えない」と〝評価対象外〟の1本だった模様。
実際にその前の打席はカウント3―1から7年目右腕・才木の直球を仕留め損なっており、スコアラー陣は佐藤輝のスイングの〝精度〟をこちらのほうの局面で計っていたようだ。
今季は岡田彰布監督(65)の方針で、守備面では昨季までのように複数ポジションを守るスタイルではなく、本来の本職でもある三塁固定で臨む。これには守備面での負担を軽減し、持ち味である長打、とりわけ本塁打量産を期待した意図もあるだけに、今季は打線の中核を担う存在として一層、バットでの貢献を求められる立場。理想的な姿を披露した一方、今後の実戦機会では力勝負の場面で〝らしさ〟を発揮し、3年目の覚醒を漂わせていきたい。












