現役ドラフトで巨人に加わったオコエ瑠偉外野手(25)が、打撃と好走塁で定位置奪取へ猛アピールした。

 那覇春季キャンプで2日、紅白戦が行われ、オコエは紅組「6番・左翼」で出場。2点を追う5回無死一塁、実戦6試合連続安打となる右前打を放ち無死一、三塁と好機を広げた。

 これだけでは終わらない。重信が三振に倒れ、一死一、三塁の岸田の打席でオコエは果敢に初球スチール。これを成功させると、岸田が2点適時二塁打を放ち、オコエが同点のホームを踏んだ。

 このプレーを原監督は高評価。試合は2―3で紅組が敗れたが、指揮官は「好ゲームになったというのは、そこのワンプレー。簡単に言うとオコエのスチールが非常に利いた」と、ミーティングでのナインへの訓示内容を明かした。

 一死一、三塁では打者にとって併殺がプレッシャーになる。「あそこは個人で巨人を救ったんだな」と指揮官から称えられたオコエは、「うれし恥ずかし、みたいな。でもうれしいですし、もっと頑張ろうという気分になりますね」と励みになったという。

 もちろんオコエにとっては当然のプレー。「今まで楽天の時も、ゲームチェンジャーにというところを意識してやっていきなさい、といろんな指導者に言われてきた。それが自分のプレースタイルなので。毎回毎回はできないとは思いますけど、なるべくそういうところで貢献できれば」と前を向いた。

 とはいえ自慢の脚も出塁しなければ生かせない。打撃好調を維持しているが、「シーズンまで1か月あるし、(投手は)たぶんもっともっとレベルが上がってくると思うので、それに合わせて自分も状態を上げていかないといけない」と冷静だった。

 現在左翼の定位置は、昨季23本塁打のウォーカーが二軍降格し、オコエが最有力候補。このままアピールを続けて定位置を手にできるか。