第5回WBCで3大会ぶりのV奪回を目指す侍ジャパンの宮崎合宿4日目が21日、サンマリンスタジアムで行われた。
午前中には実戦形式の打撃練習「ライブBP」にダルビッシュ有投手(36=パドレス)らが登板しスタンドのファンの熱視線を浴びていた。
ダルビッシュ、宮城(オリックス)に続く〝3番手〟でマウンドに上がったオリックスの宇田川優希投手(24)は23球投げて約61%の14球がボールと制球が定まらなかったが、その表情は明るかった。
というのも、練習休日だった前日の晩に宮崎市内で開かれた投手会「宇田川さんを囲む会」でチームの輪に入れた実感を得られたこと。とりわけ宇田川の抱える悩みを優しくほぐしてくれた投手リーダー・ダルビッシュへの感謝が溢れていたからだ。
宇田川は「あれはもともと、みんなでご飯に行くってことになっていて。そこで僕がなじめていないっていう記事をみんなが見ていて、気遣っていろいろ話しかけてくれた。投手陣で行くことはもともと決まってたんです」と囲む会について言及した。
続けて「最後みんなで写真撮ろうってなった時に、『(ダルビッシュが)とりあえず宇田川君、腕を組んで真ん中に』って言ってくれた。ツイッターを見てめちゃびっくりしました。でも、めちゃめちゃうれしかったです」とダルビッシュがツイッターに投稿した集合写真について説明した。
そして、そのダルビッシュの気遣いは宇田川がオリックスキャンプ中から取り組む苦しい減量にも及んでいたことを明かした。
宇田川は言う。「第1クールの最後にトレーニングルームにいたらダルビッシュさんに減量のことをいろいろ聞かれて『いろいろ言われているかもしれないけど、あまり自分をイジメ過ぎないように、自分に優しくでいいから』と声を掛けてくださって、気持ちが楽になりました。(囲む会へ)タクシーで行った時も減量の話になって、オリックスのキャンプ中に短期間で3~4キロ(体重が)減った話をしたら『そういう痩せ方はあまりよくないんじゃない』というアドバイスをいただいた。いきなり(食べる)量を減らすと筋肉にもよくないし、パフォーマンスも下がると言われた。食べる量を減らすのではないという話…。なので昨日は食べました。自分に優しく(笑い)」
スーパースター・ダルビッシュの単なる気遣いだけではない、具体的で効果的な減量レクチャーに、まだ自己管理を始めたばかりで戸惑うばかりの宇田川は感謝感激。進むべき方向が明確に定まった自信が言葉ににじんでいた。












