武藤敬司(60)の引退試合(21日、東京ドーム)の相手を務める新日本プロレスの内藤哲也(40)が、介錯人としての決意を表明した。
希代の天才レスラーのラストマッチを翌日に控えたこの日、両雄は記者会見に出席した。幼少時代に憧れ、プロレスに熱中するキッカケとなった武藤の最後の相手に指名された内藤は「いまプロレス界の先頭を走る人間と、引退する人間の差を見せつけての完封勝利」を収めることが「最高の恩返し」だと主張。「武藤選手の望み通り、白く灰になっていただきますよ。きっと明日は俺にとって忘れることのできない一日になるでしょう。ワクワクしてる自分自身に言いたい。そう、トランキーロ、あっせんなよってね」と不敵な笑みを浮かべた。
内藤は1997年6月日本武道館大会の武藤と橋本真也のIWGPヘビー級王座戦を会場で観戦して新日本プロレスのレスラーになることを志した。「引退試合の相手として指名された時、ものすごくうれしかったですよ。名前を呼ばれたの初めてなんじゃないですかね。俺は名前呼ばれてうれしかったですよ」と振り返りつつも、リング上ではその思いは封印する。「最高の作品を残すための相手として指名してくれたんでしょうが、残念ながらそのつもりはない。最高の作品を作れるなら引退する必要ないので。差を見せつけた上で、悔しい思いをしてもらって、灰になってもらってリングを降りてもらおうと思います」と介錯人としての決意を表明した。
武藤は決戦を控えた先月に両足の肉離れをしていたと告白し、コンディション面も懸念されている。それでも内藤は「今に限らずヒザが悪いのは知ってることですし。弱点だと分かった上で、明日のシミュレーションはいろいろしてますよ。リングに来てくれたら、俺がおいしく料理しますので」とキッパリ。現役最高のレスラーの一人として、プロレスリングマスターに引導を渡すつもりだ。











