新日本プロレス11日の大阪大会で行われたNEVER無差別級6人タッグ選手権は、鈴木みのる(54)、エル・デスペラード、成田蓮(25)組がEVIL、高橋裕二郎(42)、SHO(34)組を撃破し、第25代王者組に輝いた。

 ベルト封印を理由に防衛戦を拒絶していた王者組に対し、団体は王座戦を行わない場合は王座剥奪を勧告。この強硬措置によって王座戦は成立したが、挑戦者組は入場時に「ハウス・オブ・トーチャー」に奇襲を受け、成田が大ダメージを負った状態で試合開始となってしまった。

 成田が離脱して数的不利を強いられた挑戦者組は、拷問の館の連係に大苦戦。成田が回復して試合に戻っても、王者組のセコンド・ディック東郷がたびたび介入してきて、なかなか主導権を奪えない。

 それでも東郷を排除すると、みのるがEVILをコブラツイストで、デスペラードがSHOをヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)で捕獲。最後は孤立した裕二郎を成田がコブラツイストで仕留めてベルトを奪取した。

裕二郎(中)をコブラツイストで仕留めた成田
裕二郎(中)をコブラツイストで仕留めた成田

 試合後のリング上でみのるは成田と抱擁。さらにマイクを握ると「今日、俺たちはこの6人タッグのベルトを取った。だから俺からお前にプレゼントがある。俺たちの名前は『ストロングスタイル』だ」と、3人のチーム名を正式に発表した。

 昨年限りで鈴木軍を解散したみのるは、バックステージで新チーム名に込めた思いについて激白した。「35年前だ、俺がここの会社辞めたの。俺の根底にずっと流れてたのは、あの時道場にいた鬼(藤原喜明)。そこから生まれて、その次に出会った神様(カール・ゴッチ)が俺をここに導いたんだ。だから俺が今まで追求してきたのは、まぎれもなくストロングスタイルだ」とキッパリ。

「飾りじゃねえんだよ。急に黒パンになって、急に延髄蹴りやって、急に『1・2・3、ダー!』ってやって、それがストロングスタイルなんかじゃねえんだ。俺はこの名前が何なのか、すべて知ってるんだ。だからそれをすべて成田に伝えていこうと思う」と、新たな仲間に呼びかけた。

 成田も「ストロングスタイル。俺はこれを名乗っていく以上、覚悟を持った。どんなことでもやる。どんなことにでもくらいついていく。ストロングスタイルという言葉を消させない。それが俺の覚悟だ」と呼応。新日本の伝統を体現する言葉を名乗る3人組が、大阪の地で新たなスタートを切った。