新日本プロレス11日大阪大会でヒクレオ(32)との「ルーザー・リーブ・ジャパンマッチ」に臨むジェイ・ホワイト(30)が、IWGP世界ヘビー級王座(現王者はオカダ・カズチカ)への返り咲きを見据えた。

 バレットクラブ(BC)のリーダーを務めるジェイは、昨年同ユニットを離脱したヒクレオと、敗者が日本を去る条件下で一騎打ちを行う。「ハイリスク、ハイリターンなどと言われるが、ハイリスクなのはヒクレオだけ。俺にはリターンしかない。2人のキャリアを見れば、それは一目瞭然だろう」と勝利への自信は揺るがない。

「勝った後も傷口に塩を塗ってやろうと思っている。アイツが二度と来れない日本で、関係が深い棚橋(弘至)やタマ・トンガを仕留めてやる。それがアイツにとって一番の屈辱だろうからな」と豪語した。

 1月4日東京ドーム大会でIWGP世界王座から陥落した際には、オカダに対し「もう俺たちは終わりだ。再戦はごめんだ」と発言していた。だが、ジェイは「あれはあくまで『すぐの再戦をしない』という意味だ。また時が来れば必ず彼とやることになるし、IWGP世界にはいつでも行く準備はできている。オカダと再戦することになれば、俺たちの戦績は俺の5勝2敗になるだろうし、大阪で鷹木(信悟)が王者になったら、俺たちの戦績は3勝0敗になる」とキッパリ。元同門との因縁決着後は、再び最前線に打って出るつもりだ。

 BCの元リーダーであるケニー・オメガ(AEW)が東京ドーム大会で古巣復帰を果たし、IWGP・USヘビー級王者に輝いた。ケニーとの関係について、ジェイは「個人的なことだから、詳しくは言えない。ケニーとBCとの関係? そんなことお前たちには関係のないことだろう」と多くは語らず。

「俺はBCをさらに高みに導く。厄介な存在であるヒクレオを取り除いたら、その道を示すことができるだろう」と、まずは大阪決戦の必勝を誓っていた。