女子プロレス「スターダム」は10日、ユーチューブで緊急会見を開き、所属で人気レスラーの〝ジャンボ・プリンセス〟ひめか(25)がプロレスを引退すると発表した。

 引退試合は4月23日の横浜アリーナ大会、引退セレモニーは5月14日の東京・後楽園ホール大会で行われる。

 電撃引退の理由についてひめかは「自分が20歳にデビューした時に、5年たって自分が納得のいく立ち位置にいたら、引退しようと決めていた。シングルのベルトとかやりたいこととか、目標は達成できていないが、今の自分が一番輝いているから、悔いはなない。良き挑戦者の立ち位置が自分の限界だと思った」と述べた。

 その上で「自分は長期欠場という大きなケガがなかったので、体と心がボロボロになる前に、健康なうちに違う人生をいこうと決断した」と語った。

 引退試合の相手にはタッグパートナーの舞華を指名した。

舞華(左)とゴッデス王座を獲得したひめか(2021年3月)
舞華(左)とゴッデス王座を獲得したひめか(2021年3月)

 ひめかは、2016年5月にアイドルグループ「スルースキルズ」に4期生として加入。全日本プロレスの応援大使として、試合前のリング上で歌や踊りのパフォーマンスを披露して盛り上げた。17年6月のグループ解散後は、プロレスラーになることを決意。当時の全日本社長・秋山準の指導を受け、有田ひめかのリングネームで、同年12月24日のアクトレスガールズ・新木場大会でデビューした。

 20年3月にはアクトレスガールズを退団し、同年6月からスターダムに参戦。リングネームをひめかにし、ジュリア率いる「ドンナ・デル・モンド」の一員になった。

 172センチの長身と、故ジャンボ鶴田さんから秋山、そしてひめかに継承されたジャンピングニーを武器にパワーファイターとして頭角を現し、21年2月には舞華とのコンビ「舞ひめ」でゴッデス王座を初戴冠。同年10月には舞華、なつぽいとのトリオでアーティスト王座を獲得し、スターダムのトップ戦線で活躍した。

 だが、昨年は4月に当時のワールド王者・朱里、8月にワンダー王者の上谷沙弥に挑戦するも、ともに敗北。私生活では7月に最愛の父を亡くすなど、苦難の1年となった。

 今月4日の大阪大会では舞華とのコンビでゴッデス王者の高橋奈七永&優宇に挑戦したが、王座を奪回することはできなかった。