新日本プロレス11日の大阪大会で、ジェイ・ホワイト(30)がヒクレオ(31)との「ルーザー・リーブ・ジャパンマッチ」に敗北し、日本マットから追放となった。

 敗者が二度と日本の地を踏むことを許されなくなる大一番。バレットクラブのリーダーを務めるジェイは、昨年ユニットから離脱したヒクレオに制裁を与えるべく、あえてハイリスクな戦いに打って出た。

 ジェイは203センチ120キロの巨漢・ヒクレオの両足に集中砲火を浴びせていく。さらにはレフェリーの目を盗んでパイプ椅子攻撃を見舞うなど、やりたい放題だ。

 それでもヒクレオの驚異のパワーを完全に封じ込めることはできない。強烈なチョップに吹き飛ばされたジェイは、パワースラムにカウンターのブレードランナーをさく裂させるが、カバーが遅れてしまう。2発目を防がれ、ハイアングルの投げ捨てパワーボムで逆転を許す。

 グロッギー状態のジェイはチョークスラムを狙われる。絶体絶命の状態でバレットクラブの代名詞でもある「Tоо sweet」のポーズを繰り出すとヒクレオも応じるが、その直後に高々と持ち上げられ、マットに叩きつけられる。そして非情な3カウントが叩かれた。

ヒクレオ(奥)の強烈なチョークスラムを食らったジェイ
ヒクレオ(奥)の強烈なチョークスラムを食らったジェイ

 2015年1月の新日本入門以後、ホームリングとしてきた日本を離れることになったジェイは、マネジャーの外道に肩を担がれ退場。花道で観客から大きな拍手が送られると、笑ったような表情を浮かべて会場をあとにした。

 バックステージでジェイはヒクレオをたたえつつ、涙ながらに日本語を交えてコメント。「新日本プロレスは俺の家だ。新日本ファンのあなた、あなた、あなたは、俺の家族だ。アリガトウ」と、2016年6月大阪城ホール大会で行われた海外武者修行への壮行試合後とまったく同じ言葉を用いて、感謝を口にした。

 ジェイは18日(日本時間19日)の米国・サンノゼ大会に参戦しエディ・キングストンとのシングルマッチが決まっている。この日の敗戦によって日本のリングに上がれなくなったことで、今後どのように活動していくのか、注目が集まりそうだ。