全てかっさらう! 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(33)が、21日のノア・東京ドーム大会に向けた胸中を語った。

 武藤敬司の引退試合が行われる同大会で宮原は青柳優馬、諏訪魔と超党派トリオを結成して「金剛」の拳王、中嶋勝彦、征矢学と対戦する。注目は同じ健介オフィス出身の中嶋との再会だ。マット界では二人の〝不仲説〟がまことしやかにささやかれており、カード決定後も冗舌な中嶋に対し、多くを語らない宮原という対照的な姿勢が多くの臆測を呼んでいる。

 3日に東京・大田区の池上本門寺で3年ぶりに行われた「節分追儺式(ついなしき)」に参加した後も、中嶋について問われた宮原は、「またその話ですか? 僕からしたら『何を聞きたいんだ』っていう感じなんですよ」と不機嫌さをあらわに。その上で「なんでマスコミにそれを語らないといけないんですか? 僕は思い出を語るつもりはないです」と吐き捨てた。

 それでも、大一番に向けて期するものはある。会場には新日本プロレスやノアに加え、武藤の最後の雄姿を目当てにやってくるオールドファンの来場が予想されるだけに「その全てのファンを僕がかっさらうつもりですよ。最終的には全ての観客がこの宮原健斗と、その全日本プロレスに魅了されているでしょうね」と拳を握った。

 追儺式で豆をまき、新たに闘志をみなぎらせた宮原は27日に34歳の誕生日を迎えるとあって「パワーをもらいましたし、最高の誕生日を迎えてみせますよ」。王道のエースは、マット界のスーパースターが去るリングで最高の輝きを放つつもりだ。