またか…。邪道・大仁田厚(65)が30日、古巣の全日本プロレスに無法要求を突きつけた。

 2月4日の東京・エスフォルタアリーナ八王子大会ではヨシタツと組み、アジアタッグ王者のNOSAWA論外、ケンドー・カシン組に挑戦する。PWFが管轄する日本最古のベルトながら、4選手のうち全日本所属はヨシタツだけ。しかも同王座史上初の「トルネードバンクハウス電流爆破デスマッチ」形式で行われるため、混乱に拍車をかけている。

 さらに大仁田はこの日、株式会社大仁田屋からのプレスリリースという形で声明を発表。「ラダーだろ、ドラム缶、ギター、それにテーブル。FMW―Eで使っている有刺鉄線電流爆破バットも3本持参する。全日本のファンの中には、こういう試合を毛嫌いする人も多いだろうけどな。だけど、たまにはプロレスの幅を感じてみてほしいよ」とコメントした。

 要するに「何でもあり」ということだろう。同大会は王者・宮原健斗VS青柳優馬の3冠ヘビー級選手権、王者・青柳亮生VS鈴木鼓太郎の世界ジュニアヘビー級選手権なども行われるが、このままでは大会自体が〝邪道ワールド〟に染まるのは確実だ。

 さらに「昔、(ジャイアント)馬場さんとお茶をしているときに『馬場さんと電流爆破やらせてください』と直訴したら、『おい、それ痛いのか?』と言われ実現しなかった。懐かしいよね。全日本プロレスは俺の古巣。馬場さんのいない全日本は俺の知っているそれとは違うけど、いつまでも全日本の名を残して盛り上がってほしいじゃん。今、客観的に見て全日本はピンチだと思う。危機感を持ってほしいし、こういうときは清濁併せのんででも注目を集めて這い上がるべきだよ」と訴える。

 まさに、あの時と同じだ。2016年11月に渕正信と第100代アジタタッグ王者になった大仁田は、PWF会長のドリー・ファンク・ジュニアに「俺はPWFルールではやりたくない。イス、テーブル、電流爆破を使い、ハードコアルールでやりたいんじゃ!」と直談判。

 だが、ドリー会長は「PWFルールはハードコアルールではないんだ。ユーを守るためのルールだ。だから傷つくことはない。君は何度も傷を負ってきただろ。また傷つくのか? ハードコアルールでやりたいのはわかっているが、それは価値がない。それはPWFルールではない」と返答。押し問答になった経緯がある。再び却下されるのは必至だが、果たして――。