米国マットで活躍中の女子プロレスラー、ジャングル叫女(31)がGHC女子王座新設をぶち上げた。

 グレート・ムタのラストマッチの舞台となった22日のノア横浜アリーナ大会に参戦し、安納サオリと組み、夏すみれ、雪妃真矢組と激突。左ヒザなどの負傷により、2020年10月から長期欠場し、昨年9月に復帰して渡米していた。

 約2年4か月ぶりの日本での試合は、夏のムチ攻撃に苦戦するも、安納と息の合った連係を披露。終盤では2人で合体のフェースクラッシャーを夏にさく裂させ、会場を盛り上げた。最後は叫女が夏をラリアートからジャングルバスター(垂直落下式キン肉バスター)で3カウントを奪った。

 試合後、叫女は「約2年4か月ぶりに日本で復帰することができました。ただいま!」と絶叫し「こんなに大舞台で、自分の試合が組んでいただけるということが本当、光栄」と笑顔を見せた。

 さらに「私の尊敬するKAIRIさんがIWGP女子のベルトを巻いたということは、アメリカでも耳に入ってきまして…」と不在中の日本女子プロレス界の状況について語り始め「ここはノアのリング。ノアさんといえばやっぱりGHC。GHC女子があっても、いいんじゃないですか」。何と方舟マットに女子王座の新設を提案したのだ。
 
 米国マットでの活動を経て、自信に満ちた様子で「もし本当にそんなベルトができれば、ワールドワイドな私にぴったりだと思うので、一番に立候補したい」と宣言した。