最後の東京愚連隊興行(20日、後楽園ホール)で、来年2月に引退するNOSAWA論外(46)が壮絶に散った。
論外、MAZADA、FUJITA、TAKEMURA、KIKUZAWA、ディック東郷の6人が勢ぞろいした東京愚連隊は、ノアの「金剛」(拳王&中嶋勝彦&征矢学&タダスケ&大原はじめ&Hi69)と対戦。
レフェリーを全日本プロレスの和田京平名誉レフェリーが務め、ノータッチルールで行われた一戦は、両軍が持ち味を存分に発揮し、会場を盛り上げた。
ハイライトは18分過ぎだ。中嶋から呼び込まれた論外は、しぶしぶリングイン。前後から強烈なキックを浴び続けた。大の字になった論外だったが、一瞬の隙を突いた急所攻撃で中嶋を排除。
ところが、一難去ってまた一難とはこのこと。今度は拳王が仁王立ちだ。意を決した論外は「今日はやってやる! 来い!」と正面からミドルキック12発を受け続けた。
何とか東京愚連隊メンバーがお膳立てして、論外の超高校級ラ・マヒストラルが拳王に決まるが、3カウントは奪えない。逆にバズソーキックからPFS(ダイビングフットスタンプ)を浴び、ついに力尽きた。
試合後「勝彦と拳王には感謝だな。やめていく人間をここまで蹴り続けやがって、チクショー」と感謝の言葉を述べた論外は、東京愚連隊のメンバー一人ひとりにねぎらいの言葉をかけた。
2010年4月に東京愚連隊興行を旗揚げし、22年の歴史を持つ名ユニットはいったんの終止符を打った。だが、論外の戦いはまだ残っている。来年2月21日東京ドーム大会の引退試合はMAZADAと組み、新日本プロレスの外道、石森太二組と対戦することが決まった。
「センチメンタルな気持ちになってる日もあるけど、今まで以上に好き勝手にやっていこうかなと。悔いがないようにひっちゃかめっちゃかにして、責任を取らないでやめようと思う」と〝らしい言葉〟で宣言した論外が、引退ロードをばく進する。












