「日本プロレスの父」力道山の六十回忌法要が命日の15日、東京・池上本門寺で営まれ、同じ道を歩んだ次男の百田光雄(74)、その息子で故人の孫にあたるプロレスラー・百田力(41)ら家族やプロレス関係者が参列した。

 お経が唱えられる中、多数の出席者が墓前で祈りをささげ、最後は一堂に会して記念撮影も行われた。

 空手チョップで一世を風靡したヒーローが1963年12月、暴漢に命を奪われてから59年。同寺の僧侶は「月日がたってもこうやって大勢の方にお参りをいただくということは、その方自身がたくさんの徳を積んだ証しでございます」と語った。

 この日は快晴。「命日で天気が悪かったのは1回も記憶にない。やっぱりオヤジの力かなという気がします」と光雄は振り返る。「プロレスの人気の出方というのは個々に違うけれど、(力道山の)あの当時は時代背景と、オヤジが頑張っているので日本中が力をもらった」。戦後復興から高度成長に向かう日本と歩みをともにするかのように活躍し、列島を熱狂させた力道山人気にも言及した。

 没後約60年もの長きにわたり、法要が営まれるのも力道山ならではのこと。39歳の若さで死去したこともその一因だが、この日も含めて出席者が絶えずに続いたことに「ありがたい」と光雄。がんを患った自身の健康面もあり、広く告知して営む回忌は「今回が多分最後になる」と出席者に告げた。「ただ、毎年12月15日には僕らは必ず(墓前に)来ています。お時間ある方にお参りいただくのはありがたい」と続けた。