オリックスの山本由伸投手(24)の来オフの去就に早くも注目が集まっている。チームでは主砲を務めてきた吉田正がポスティングシステムを申請し、5年総額約123億円でレッドソックスと合意。破格条件に世間を驚かせたが、これに大いに刺激されそうなのが山本だ。
かねてメジャー挑戦を希望し、契約更改の席でも移籍の夢を口にしてきた。2年連続で投手4冠と沢村賞の国内〝無双〟を続け、京セラドームに陣取るメジャースカウトの目をクギ付けにしてきた。3月のWBCでの活躍、3年連続タイトル総ナメを手土産とし、来オフにポスティングでの移籍を実現させると見られている。フロント関係者も「次は俺も、と思っているかもしれない。3年連続でタイトル独占となれば世間が納得するし、背中を押す感じになる。世間が〝頑張って行ってこい〟という空気になればこちらも送り出すしかなくなる」と見ている。
しかし、一方で「吉田は大卒で29歳。日本一と森友哉獲得のタイミングも重なり、行くべきして行ったけど、由伸は高卒で24歳とまだ若い。いずれはメジャーに旅立つ選手だろうけど、吉田がOKだったから由伸も、とはならない」との慎重論も…。加えて「その時のチーム状況にもよる。もし、森が不調に終わってチームがこければそれどころではなくなるし、その意味では近藤が来る来ないが由伸の動向にもかかわってくる」との声もある。
吉田正流出の危機を森友哉獲得で補ったとはいえ、球団は同じくFAで近藤健介外野手(29)の獲得を目指している。主軸が2枚揃えば先発陣にとっても頼もしく、山本も勝ち星を重ねていけば、メジャーへの追い風になるというわけだ。エースの去就にも影響するだけに、その決断が注目される。












